トイレットペーパー問題について

世間でトイレットペーパーが消えた(令和2年)

最近世間ではドラッグストア等でトイレットペーパーが品切れという事態が相次いでいる情報があります。

国の方でも、トイレットペーパーは国産なので在庫がなくなることはまずないと言っておりながらもこのような事態になっております。

これは周知の通り、トイレットペーパーがなくなると思った人たちが、心配や恐れから店舗の在庫を買いつくし、実際に店舗からトイレットペーパーが無くなり、それをみた人がデマを本当の事実として認識してしまうような流れが一つとしてあります。

トイレットペーパー品薄はデマも不安に歯止めかからず/NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200302/k10012309761000.html

世間でトイレットペーパーが消えた(オイルショック時)

実はトイレットペーパーが無くなった事態は、今回だけではありません。

それこそ1970年代のオイルショック時もトイレットペーパー騒動が起こりました。

その時も実はトイレットペーパーは十分あったということが真実です。

マスク品切れで思い出す!1973年に発生した第一次オイルショックによる「トイレットペーパー騒動」/ガジェット通信 https://getnews.jp/archives/2422535

このように、第四次中東戦争勃発による「紙節約の呼びかけ」を受けて、主婦の間でトイレットペーパーが無くなるのではと話題になり、結果店舗からトイレットペーパーが消えたということです。

実際人々の認識から生まれたトイレットペーパー騒動も、人同士のトラブルを発生させることや、子どもが迷子になる、おそらく裏では高値で販売するなど様々な問題があったそうです。

構築主義の観点で問題を捉える

構築主義とは

皆さんに知ってもらいたい知識として「構築主義」という言葉があります。

構築主義とは「現実に存在していると考えられる対象や現象は、客観的もしくは物理的に存在しているのではなく、人々の認識によって社会的に構築されていると考える社会学の理論的立場。」のことを言います。

構築主義とはーコトバンクー日本大百科全書 https://kotobank.jp/word/%E6%A7%8B%E7%AF%89%E4%B8%BB%E7%BE%A9-262217

簡単に言えば、この例でもあるように「地球は丸い」という認識はありますが、「実際に我々は丸い地球をその目で見たことは当然ない」ということです。

仮に子どもに地球は「四角い」と誰かがいって、店に「四角い地球儀」があったら子どもは「地球は四角い」って思いますよね。

これはもっと言えば「社会問題は誰かがそれを社会問題と言うことで社会問題となる」です。

実は「不適切なもの」「問題となっているもの」「あれは間違っている」などというものの中には社会が(周囲が)それを問題としているだけであることもあります。

なので問題を正しく認識するためにも客観的な視点に立って「構築主義」的な観点で捉えることも必要です。

それこそソーシャルワーカーは、大多数の人が○○という中で、別な視点に立ってそれをみることが求められます。

この構築主義という視点は今後ますます重要になってくるでしょう。

構築主義からみるトイレットペーパー騒動問題

このように、今回のトイレットペーパー騒動はオイルショック時も含め、社会がそれを社会問題としてしまっております。

おそらくこれをもっと突き詰めていけば、消費者心理として「同調的行動」「不安心理」「信用できない心理(目の前に実際ないから)」などあると思います。

ただこれを緩和するために、先の事実を伝えてあげることも重要だと思います。障がいのある人の支援をしていれば、先の見通しを立ててあげることは不安解消の一つの手法です。

なのでドラックストアでも、現在在庫は倉庫に○○あります。仕入れは毎日○○入り、それは継続して行うことが可能ですといった情報を現場で流すことも大切だと思います。

一方で、それをあえてしないとすれば、消費者心理を活用して売り上げを伸ばすことも作戦としては可能な事実もあります。(あまり嘘な情報で客を集めるとおそらく法律的に問題になると思いますが、今は情報監視社会ですから)

それこそ考えてみれば、ポイント10倍デーでも紙類は在庫無くなりますから、それを遥かに超える行動を取ったら無くなるのは当然なのです。

ただ私が最近言われたことは年配の方に「僕は君ほど頭が良くないから、目に見えるものしかわからないんだ」ということを笑いながら言っていて、あーそういうこともあるのかと自己覚知しました。

その方はその分、自分で何かを作ったり、あるいはパイプでびっくりするような倉庫(車庫)を作ったり、作物を育てたり、動物を大切にしたり、自分で壊れたものを修理するなど素晴らしい能力があります。中にはそういう人もいて、それは逆に僕も言われなければわからないものでした。(哲学的な人間なので)

以上トイレットペーパー騒動を例として「構築主義」について関連付けさせてもらいました。

皆さんにも是非とも「構築主義」という言葉を頭の片隅に入れて、いろいろなところに役立ててもらいたいと思います。

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